新潟にUターン転職するなら介護職がおすすめ!
新潟の人口は約222万人ですが年々減少しています。新潟市など人口の多いエリアがある一方で過疎化しているエリアもあり、その差は大きくなるばかり。
総人口の3割は65歳以上の高齢者です。全国的に見てもかなり高い割合ですが、そのうち16%は75歳以上の後期高齢者です。3割という数字は県内全体で見た時の割合で、エリアごとに見るとさらに高くなっています。高齢化率が高い佐渡市や阿賀町、出雲崎町、津南町では4割を超えています。それに対し20代~30代の若者が非常に少なくなっています。これは大学進学や就職で新潟を離れる人が多いからでしょう。
高齢者が多いということは介護を必要とする人も多くなるということです。新潟にはどれくらいの介護職がいるのでしょうか?
現在、新潟に在住している介護職の数は約4万人といわれています。他県に比べると数が多く充足率が高い状況ですが、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には約4,000人の介護人材が不足する可能性があります。
若者が減少していることを考えると今後も労働人口を増やすのは難しいため、介護人材を確保するのは困難になるかもしれませんね。
そのため対策として、新潟では介護未経験者への支援や労働環境の改善を図っています。また、人手不足を補うために介護ロボットを導入したり、外国人労働者を積極的に受け入れたりしながら人材の確保に努めています。
介護職の有効求人倍率は2018年時点で3.06倍です。他の職種に比べて求人数は豊富だといえるでしょう。
介護職は経験や資格がなくてもチャレンジしやすい職種なので、Uターン転職するなら介護職も候補に入れておきましょう。新潟ではどのような仕事なのか実際に体験できるように職場体験を実施したり、長く働き続けるために資格取得支援制度を設けたり、と介護未経験者に向けて、チャレンジしやすい環境を整えています。
介護職と一口にいってもヘルパー職や管理職など色々あります。その中で最も募集が多いのはヘルパー職で求人の8割以上を占めています。管理職の募集もありますが、それほど多くありません。競争率が高くすぐに決まってしまう可能性が高いです。管理職として転職したいなら早めに応募するようにしましょう。
求人の数が多いのは新潟市です。新潟市は他のエリアに比べて人口が多く、それに比例するように施設も増えているからです。また、長岡市や上越市も求人が多いエリアです。反対に人口が少ないエリアは施設よりも訪問介護に需要があります。
平均月収は介護士が約22万2,000円、ケアマネージャーが23万4,000円と全国平均よりも少し低めになっています。