新潟の基本情報を紹介

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まずは基本情報をチェック

新潟ってどんなところ?


まずは歴史を探ろう

新潟はもともと「越後国」と呼ばれていました。
鎌倉時代には流刑地となり、1221年には順徳天皇が、1271年には日蓮上人が越後国に流されたりも……。
戦国時代になると長尾家が台頭し、その後、戦国時代に越後を支配した名武将「上杉謙信」が引き継ぎさらに領地を拡大していきました。「第4次川中島の戦い」では「上杉謙信の太刀を武田信玄が軍扇で受け止めた」という逸話が有名になり、この話が広く知れ渡ったことで「新潟=上杉謙信」というイメージを持っている人も多いようです。
江戸時代には佐渡金銀山で良質な金・銀がたくさん取れたこともあり、幕府の財政を支える一旦を担っていました。もともと「村上」「新発田」「長岡」「高田」などの藩に分けられていましたが、倒幕後は11の藩と越後府・佐渡県・柏崎県に分けられ、さらに1871年の廃藩置県では13県に分けられました。後に新潟県、柏崎県、相川県の3つにまとめられ、1873年には柏崎県が、1876年には相川県が、1886年には東蒲原郡が加わり、現在の新潟の形になりました。

人口は?

「新潟県推計人口」によると、令和元年の新潟県の人口は約222万人でした。県内で最も人口の多い都市は県北東部に位置する新潟市です。県庁所在地が置かれており、日本海側では唯一の政令指定都市です。それに中越地方の中心である長岡市、上越地方の中心である上越市が続いています。この3つの都市は人口が10万人を超えていますが、それ以外の都市はそれよりも人口が少なく地方の過疎化が進んでいる状況です。

経済規模は?

新潟の経済全体の規模や成長率、所得水準などを明らかにした「県民経済計算」によると、2018年の新潟県の名目県内総生産は約9兆1,222億円でした。前年は約9兆127億円だったので経済成長率がアップしていることがわかります。
構成を見てみると、最も高いのが18.5%のサービス業で、それに製造業の17.4%、卸売・小売業の12.2%、政府サービス生産者の10.4%、と続いています。

平均年収は?

厚生労働省より2020年に発表された「賃金構造基本統計調査」をもとにして各都道府県別の年収状況を集計した「年収ガイド」によると、2020年の新潟県の平均年収は約398万1,700円でした。全国第37位と順位はそれほど高くありません。第1位の東京都の平均年収は約595万2,400円なので、197万円もの差があります。
また、総務省統計局の「都道府県別消費者物価地域差指数」によると、全国平均を100とすると新潟は98.7%。物価が高いといわれている東京(104.7%)、神奈川(104%)とそれほど大きな差はありません。